2010年04月12日

振り込めない詐欺を解消するには

視聴者が、動画の内容に感動して、寄付したいと思った場合、
ニコニコ動画がそういうサービスを提供できるかの検討。

ただし、厳密に法律を再確認する気はないので、間違いはたくさんあると思います、ですので内容は信じないように。


ニコニコポイントをそのまま他人に渡すサービスは、法律上の問題で出来ないと思われます。
お金からポイント化したもの、ポイントがお金と同様の使用ができるものは、ネットサービスを介した金銭の受け渡しと同様に、ポイントも受け渡しができないはず。
お店のポイントも、ネットゲームのポイントも他人に渡すことはできる例はないと思われる。
ネットゲーム内で渡せるのは、ゲーム内で稼ぐことのできる、ゲーム内でしか使用できないお金だと思います。


よく話題に出るのは、ニコニ広告を変更して、動画投稿者に還元できるようにすればいいという、意見ですけど。
ニコニ広告は、特定商取引法による表示があるので、販売サービスで、利用者は商品を購入していることになっています。
販売元はニコニコ動画ですが、ニコニ広告のサービスの上で、ニコニコ動画は動画投稿者から、何かを得てたり借りてたりする状態に無いため、動画投稿者にお金を支払う理由が存在しません。
動画を動画投稿者から得てる様に見えるかもしれませんが、動画のサムネイルは、ニコニコ動画側が自由に公開できる利用承諾のはずだから、対価を払う理由はないのです。
アフィリエイトとかって、広告スペースを提供してることに対して、販売実績により後払いが契約内容なので、ニコニ広告に適用するのは難しいし。
レンタルされたスペースを、さらに貸し出して収入を得ることも、貸し元が許可すれば可能なのですが(ブログサービスに広告が載せることができるのはこの条件)、ニコニ広告のスペースは、動画投稿者が借りてるスペースとは言えないので、この辺もそのままでは駄目です。
動画の再生ページ上のスペースを、視聴者が借りるようなサービスなら、視聴者→動画投稿者への金銭の流れは作れるかも。
しかし、法的に問題ある動画が収入得ることができるサービスだと、また別の問題になりそうですが。


今年4月からの法律改正で、銀行以外が個人にお金が送れるサービスを始められるようになりました。
ニコニコ動画自体が送金サービスをするなら、会社の約款を改定する必要がありますが、これから出てくるであろうサービスと連動することは可能でしょう(ニコニコ動画の儲けがないですが)。
しかし、個人送金サービスは、現在共通仕様を検討中なので、サービスが出てくるにはまだ掛かりそう。


私がもっとも有力だと思う方法は、「ニコニコポイントギフトカード」。
利用者が、ポイント化できるギフト券を購入し、”券”をプレゼントする。
”券”は、コードにして電子化することも可能というようにして。
ギフト券は物なので、送付とかに制限はありません(ごまかしっぽく聞こえますがそういう物なんです)。
ギフト券だとニコニコ動画に収入がはいりますし、ニコニコ動画の賞品とかプレゼントにも使えるし、応用も利くんじゃないでしょうか?
posted by てんじゃ at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記