やはりそれだけニコニコ動画に期待をいたかせるだけの素地があるということだと思います。
ニコニコ動画のコメントシステムは、
動画のタイムラインとして、リアルタイムであり、
各視聴者と動画投稿者のそれぞれは非リアルタイムなのです。
動画配信は非インタラクティブですが、
コメントというシステムはインタラクティブです。
そういったことが、特殊なコミュニケーション空間を作り出してる。
その中で、ランキングというまとめを作る人が出て、
コラボレーション、合作が生まれ、
イベントを企画する人が現れます。
そうすることで、視聴者と投稿者というコミュニケーションのみならず、
投稿者と投稿者、視聴者と視聴者といったコミュニケーションが生まれます。
そうしてニコニコ動画は、皆が参加者として盛り上がって来ました。
私は、ニコニコ動画はコラボレーションプラットフォームとして、もっと機能が増えればいいと期待していました。
でも、合作を作る支援機能どころか、イベントの参加を取りまとめる機能すら増えませんでした。
それでよかったのかもしれません。
コメントというコミュニケーションのパワーと、
コメント”しか”ないというパワー。
足りない、だから、作り・がんばり・考える。
簡単だったら、満たされていたら、皆やらなかったかもしれない。
足りないということが、パワーなのかもしれませんね。
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